ロジック的デザインとプログラム
2017.12.08
年末、年度末、お盆前・・・
長期休みの前は弊社繁忙期です。
繁忙期にブログを書く、不思議な作業ですが業務効率化の一環です。
私はウェブデザインとプログラムを同時に考えることができません。完全にではなく、ある程度ならできると思いますが、いまいち考えが深まらないといった感覚で、こまかな部分まで配慮できないのです。
恐らくデザインとプログラムは、使っている脳の場所が違うのではないかと勝手に思い込んでいます。
昨日まで、ウェブサイトや印刷物のデザインをしていました。
しかし今日からはプログラムの制作に入ります。そのためには頭を切り替えねばならないのです。
切り替えの作業にはいろいろあります。
歯磨き、さんぽ、アイスクリームを食べる、せんべいを食べる、ブログを書く、無駄なおしゃべりをする・・・などです。
一旦頭をリセットして、次の作業へ。
ある本に、プログラムとデザインは水と油と書いてありました。
ひとりの人間では両立できないと。
確かに。だからなのか。
なぜ私がプログラムをやり、デザインもするのかというと、もともと好きだったプログラムにはデザインが必ず必要だからです。
思い返してみると、私はデザインをするとき、ロジックから考えます。
こうしないとデザインが組み立てられないからです。
作業はこうです。
目的はなんだ?
対象者は誰だ?
対象者が共感するモノって?
本当の目的はなんだ?
本当の対象者は誰だ?
本当の対象者が共感できるモノって?
じゃぁ、どう見せたらいい?
どうやって誘導したらいい?
スキマはどこにある?
どうしたら売れる?
どうしたらウケる?
万人に受けるものを目指すと誰も振り向かない。
PCやスマホ、ポスターの前のただ一人をターゲットに。
しかし、全く違うロジックを持つ場合もある。
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あるお客様の場合
これから起業したいから手配りできるリーフレットがほしい。
事業の大枠は決まっているがサービス内容はこれから決める、料金はざっくりと決まっている、というお客様。
半ば「無理だ」と思いながら、恐る恐る出したデザインにとても感動してもらえたことがありました。
リーフレットには、その起業するに至った想いを、短いコピーと写真でまとめただけ。
今でも忘れないと言ってもらえるのですが、
果たしてあのリーフレットに営業力があったのかと言われると、無いと思うのです。
自分の思いが1枚のリーフレットになって手元にある。
それが意欲になり一歩前への原動力になる。
モノを売る、サービスを魅力的に見せる、それだけがデザインではない、と感じたお客様でした。
気づいたら、デザインの話を書いてしまった!!
今から始めるのはプログラム。
組立思考に変えねば。
株式会社さいた代表
A型かに座。朝2時間をジムで過ごす毎日。1年でマイナス15kg、その後停滞中。2022年5月から始めて、ジムとダイエットは継続中です。