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デザインとプログラムと、なんだろう

本が好き、は嘘

本が好き、は嘘。

2022.02.16

普段のお仕事で、
たくさんの言葉、たくさんの文章に触れるからこそ、
たくさんの本を読もうと思って読んでいる。

というのは嘘で、

夫がなぜか、東野圭吾さんの本を買ってくる。
岩盤浴や長湯の暇つぶしのために、本を読む。
それだけのこと。

多分、文章を読むのが好きなだけ。
経営者だから、文字を扱う仕事だから・・・なんていうのはカッコつけているだけで、
ただ文章を読みたい自分を「カッコイイ何か」に
あてはめようとしているだけ。

私はこの何年も本は読みませんでしたが、岩盤浴にハマってから本を読むようになりました。
どうしても時間を持て余す岩盤浴中、寝て、本を読んで寝て、を繰り返す。

小学生の頃はミステリー限定の「本の虫」のように、小5から大人向けの小説を読み漁り、
中学2年では映画漬けに。を平日は1日1本、日帰りレンタル100円で見て、休日は数本見て、様々なストーリーに浸かっていたな。
まるでその頃を思い出すかのように、毎日毎日本を読んでいます。
あの頃と大きく違っているのは、本を読んでいる時間。
今は1日20~30分。
毎日岩盤浴には行けないので、お風呂に浸かっている時だけ。
今は大好きな言葉表現の本に連続して出会えて、毎日お風呂が楽しみになりました。

作家が好きなフレーズを感じる。
繰り返し、作品をまたいで使われる言葉表現に気づき、
1人の作家の本を「おもしろい」と思うと、似たような言葉表現が読みたくて、同じ作家の本を再び買う。

私はこの十数年、「本」から離れていたけど、
本当はすごく好きだったことを思い出した。

何年か前に、
「熊田さんってどんな本を読むんですか」
と聞かれた。
「私は本は読みません」
と答えた。
本から離れていた自分のことも好きであることには変わりない。

私は、文章を書く、読む、ということが好きなのかもしれない。
ブログを書こう。
思うままに。

日本語を正しく書く必要はない。
思うまま、そのままの思いを垣間見ることがあれば、その人柄を好きになり、または嫌いになり、ファンになる、と思う。
同じように考える誰かが読んで、共感してくれたら、書いた私も幸せになる。
でも書いているときは
読み手のことを中心に考えるとなかなか進まなくなるので、
自分がどう思って、どう考えたのかを中心に書く。

ウェブサイトを育てる中で、ブログはとても大切な要素です。
集客しよう、じゃなくて、
思いを伝えよう、が大切。

お客様にばかり「ブログを書く」重要性を訴えるのではなく、自分自身も自分の言葉でブログを書かねば。
でもこれ、だめなやつだ。
「書かねば」と思って書く文章はおもしろくない。