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GRAPHIC

甲状腺エコー検査2025A4フライヤー

まぎれもない事実なのに、
なんとなく明言を避けてきたことば。

お客様: 甲状腺エコー検査2025
制作物: A4フライヤー

子どもたちの健康被害を食い止めるべく、活動されていた皆様のにデザインを提供して10年。
今年が最後かもしれないとのことばに、良かったような、ほっとしたような、それでも少し心配なような複雑な気持ちになります。
去年のポスターをとても気に入ってくださり、今回も体裁は変えずにコピーを変更。
活動されている方から参考資料としていただいたレポートの中から、このキャッチコピーをいただきました。

提案当初、「言いたくても言えなかった言葉が書いてあって涙がでた」と言われました。
東日本大震災による福島原発事故が発生したことは事実だし、
空から見えないものがたくさん降ってきたことも事実なのに、
当時は「風評被害」ということばに遮られ、やっと今頃になって明言できる。
誰もが、どこの地域も「原発事故の被災地」にはなりたくなかったから、認めたくなかった。

北関東に住んでいる私たちは、事故はニュースでしか見ていないけど、地図で見るとものすごく近い位置にいることに、目を塞いでいた。
事実を直視し、自分の行動を決める、こんな大事なことなのに。

事故当時18歳以下だった子供たちを対象として始まったこの活動の対象年齢は13歳から33歳にまでなりました。
今年で最後かもしれないので、自分自身に事故の傷がないかどうか、検査をしてみてはいかがでしょうか。

甲状腺エコー検査2025

Staff

Design: 熊田 睦

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